主に千葉県沖などを管轄する銚子海上保安部が、サーフィン中の事故防止を呼び掛ける動画を制作し、海上保安庁のYouTube上で公開した。
現在2編で公開されている動画は、初心者やこれからサーフィンを始める人を対象に、サーフィン前にしっかり準備したいギアや、リップカレントについて解説する内容。出演はプロサーファーの武智実波で、撮影には日本プロライフガード協会と千葉県長生郡一宮町役場も協力した。
今回の動画は、2021年4月に一宮海水浴場で離岸流に流されたサーファーが行方不明となった事故がきっかけとなり、銚子海上保安部が主導して制作。これまでもサーフィン中に離岸流に流され死亡した事例などはあるが、この件では捜索後に消波ブロックに挟まれた状態で見つかり、ブロックからの引き上げにも数日要したという。
動画制作の担当者は、「東京オリンピックの効果でサーフィン人気も予想されるなか、五輪会場の警備も管轄した銚子保安部から、これからサーフィンを始める方に知っておいてほしいことを伝えたく今回の動画を制作しました」と制作の経緯を語った。
他にも、銚子海上保安部のwebサイトには、様々な海の安全情報が掲載中。
これらの情報で海の危険を再認識すると共に、その内容を周辺サーファーにもぜひ伝えてもらいたい。
銚子海上保安部
https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/choshi/main_accident.html
(THE SURF NEWS編集部)