今月、パリ五輪組織委員会は、2024年パリ五輪・パラリンピックで開催される62の競技種目のピクトグラムを発表した。サーフィン競技は波とサーフボードがモチーフになっているようだ。発表時の映像にはガブリエル・メディナが登場している。
1964年東京五輪で初めて使用されたというピクトグラム。これまでのピクトグラムは競技者の動きをシンプルに表現したデザインが多く、前回の東京五輪で初めて登場したサーフィンは、エアリアルが採用されていた。
東京オリンピック サーフィン競技のピクトグラム(東京2020組織委員会提供)
今回の発表に、パリ五輪組織委は「オリンピックとパラリンピックのピクトグラムの概念を再定義し、単なる視覚的な補助としてのマークから、観客の歓声を象徴する紋章へと昇華させた」と説明。これまでの競技者の動きを中心としたデザインから、競技用具、競技場、シンメトリ(左右対称)の3つを掛け合わせた紋様のようなデザインに一新した。
パリオリンピック サーフィン競技のピクトグラム(パリ五輪・パラリンピック組織委員会提供)
パリオリンピックのピクトグラム一覧(パリ五輪・パラリンピック組織委員会提供)
ネット上では「人を使わないのは斬新」「かっこいい」など好意的な反響も多い一方で、「どのスポーツか分かりづらい」「東京オリンピックの時の方がよかった」などさまざまな反響が寄せられている。
サーフィンにとっては、史上2つ目となるオリンピックのピクトグラム。どちらのデザインがサーフィンらしい、だろうか?
ちなみにPVに登場するガブリエル・メディナは言わずもがな3度のワールドチャンピオンだが、オリンピックではノーメダル。PV出演がどんな人選だったのかも気になるところだ。
(THE SURF NEWS編集部)
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