サーフィンの聖地として知られるハワイのオアフ島。
特に北半球のウインターシーズンになると、世界中のトッププロたちがオアフ島ノースショアに集合するほどサーフスポットに恵まれた環境です。
それだけ自然に恵まれていながらにして、オアフ島にサーフパークがオープンするというニュースが話題になっています。
Wai Kai(ワイ・カイ)
ウォーターフロントレクレーション施設と言えるワイ・カイが建設されたのは、オアフ島西部のエワビーチの位置するホアカレイリゾート内とのこと。
ハワイ州の州都ホノルルから約35分ほどの距離に位置し、具体的な場所は以下となります。
このワイ・カイの敷地内に目玉のアトラクションとして建設されたのがサーフパークで、ザ・ラインナップ(The Lineup)またはワイ・カイ・ウェイブ(Wai Kai Wave)と呼ばれています。
ちなみに、ワイ・カイにはザ・ラインナップに加え、52エーカーものウォータースポーツ用のラグーン、レストラン、カフェ、ショップなども併設しています。
そして2023年3月25日にオープニングとなるのです。
ザ・ラインナップ
ザ・ラインナップはサーフパークと称されているものの、近年のモダン・ウェイブプールとは一味違い、以前に東京のスポル品川大井町にあったシティウェイブとなります。
ただし、従来のシティウェイブではなく、元CTサーファーでCTランク2位の経験を持つシェーン・ベッシェンと手を組んで誕生したとか。
特徴としては、ディープウォータースタンディングサーフと呼ばれている通り、水深があるのでフィンを付けてのライディングが可能。
最大の特徴となるのは、ザ・ラインナップのプールの幅が100フィート(約30メートル)と世界最大規模とのこと。
サーファーのレベルに合わせて、波のサイズは2フィートから頭サイズへと調整が可能だそうです。
ちなみに、30メートルほどと幅広いフィールドではあるのですが、チャンネルを設置することでプールを2分割や3分割して利用することも可能とのことで、通常営業時はおそらくフルで使うことは少ないでしょう。
さて、ザ・ラインナップの開発に取り組んだシェーン・ベッシェンは以下のコメントを寄せています。
我々の目指したものは海に取って代わるものを作ろうってわけではなく、リソースとして価値の高いものになった。
一定で予測可能なスタンディングウェイブがあれば、我々のカスタムサーフィンプログラムや革新的テクノロジーを活用して、より深いアプローチからのコーチングが手軽に行えるようになるから。
トップレベルのサーファーが道具に磨きをかける上でも完璧な練習場になるし、コントロールされた環境だからビギナーが初めてトライするにもアクセスしやすいよね。
ちなみに、すでにカリッサ・ムーア、ジェリー・ロペス、カイ・レニーなどといったトップレベルのサーファーも訪問しています。
そしてカイに関しては、スイッチスタンスの練習に取り組んだとSNSで公開していました。
まとめ
カイによるスイッチスタンスの練習を見ると、発想次第では色々と海でのサーフィンに生かせる使い方もありそうに思えますね。
ちなみに気になる料金ですが、細かい部分までは発表されていないものの、一般利用だと45分のサーフセッションが90ドル~、1時間のウォータークラフトレンタルが45ドル~。
ローカルとなるハワイ居住者は割引となり、45分のサーフセッションが70ドル~、1時間のウォータークラフトレンタルが34ドル~だそうです。
公式サイト「Wai Kai」
(World Surf Movies)