70年代後半から80年代前半にかけて「ピッグ・ドッグ」と呼ばれる独特のスタイルでチューブに入り、1983年にはパイプラインマスターズを制したハワイのレジェンド、デーン・ケアロハがガンによる闘病生活の末、5月10日に64歳でこの世を去った。
デーン・ケアロハとは?
オアフ島のワイキキでサーフィンをスタートさせたデーンはジュニアのナショナルタイトルを獲得。
1977年にはエディ・アイカウも参加したデューク・カハナモクの招待制イベントで3位になった経験もある。
全盛期、私生活での問題や、ASPとの確執などでワールドタイトルの実力を持ちながらも25歳という若さで引退に追い込まれていたデーンだったが、ハワイを代表するパワフルなスタイルのサーファーとして晩年も多くのサーファーに影響を与えていた。
また、近年は「Quicksilver」との強いパートナーシップにより、ホノルルのワードビレッジの店舗を任されていた。また、オアフ島とマウイ島に「Roxy」のショップを2店舗をオープン、ワイキキのハイアットリージェンシーにサーフスクールを設立するなど人生をサーフィンに捧げていた。
遺族は「伝説のウォーターマンとして広く知られているデーンの遺産とサーフスタイルは、サニー・ガルシアやジョニー・ボーイ・ゴメスといった著名人を含む多くの若者やサーファー志望者にインスピレーションを与え続けています」と声明を残している。
また、一人偉大なサーファーが亡くなりました。
ご冥福をお祈りします。
(空海)