すでに複数のSNS等で報じられているが、1995年のJPSAグランドチャンピオン。2001年のパイプラインマスターズで10ポイントを出して世界を驚かせていた日本が誇るパイプライナー、小川直久の訃報が届きました。
小川直久は難病の潰瘍性大腸炎が悪化して2020年に大腸がんと診断され、2021年2月にがんの摘出手術をして再発防止のために抗がん剤治療を行なっていたと自身のSNSで告白していました。
その後、医療系サイトのインタビューで同じ苦しみを持つ人のために大腸がんを乗り越えるまでの体験談を話していましたが、がんが見つかった時点ですでにステージが進んでいたとか…。
まだ51歳という若さでの突然の訃報に親友であり、現役時代のライバルだった脇田貴之などがSNSでお悔やみの言葉を伝えています。
なお、小川直久が所属するLDHでは、公式HPにて以下のコメントを掲載。
小川直久を応援してくださっている皆様に謹んでご報告いたします。
弊社所属のプロサーファー小川直久が、5月23日(火)に癌により永眠いたしました。
数々のタイトルを獲得し、日本のサーフィン界に多大なる影響を与え続けた彼の功績に敬意を表すと共に、皆様におかれましては生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします。2020年に大腸癌が発覚した際には、本人の強い気持ちで治療を乗り越えて見事に寛解し、再びサーフィン界のためにと想いを募らせ、次回のフランスオリンピックでも最年長選手として出場をと意気込んでおりました。
弊社としても、その想いを叶えるべくサポートを続けておりましたので、LDH一同大きな悲しみの中に故人を追悼しております。なお、葬儀は故人とご家族の意向により親族で執り行うこととなりました。
2023年5月24日
改めてお別れの会を開催する予定となっております。
これまで応援してくださった皆様、お世話になりました関係者の皆様に感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
株式会社 LDH JAPAN
https://www.ldh.co.jp/
日本サーフィン界の一時代を築いた偉大なサーファー、小川直久。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
(THE SURF NEWS編集部)