PHOTO: © WSL/Tim Hain

RIP:フェブリアンサー(1999-2023)

現地時間11月10日、台湾を舞台としたQS5,000『Taiwan Open of Surfing』開催中に入った参加選手の突然の訃報。

インドネシア出身で今年7月にクラマスで開催されたパンデミック後初のバリ島とのJPSA交流戦となる『さわかみアジアチャレンジBali』で優勝したフェブリアンサーが前日夜にバイク事故によって亡くなったのだ…。

PHOTO: © WSL/Tim Hain

24歳という早すぎる死とイベント開催中の事故死で世界中のサーフィンメディアが騒然となった。
そして、WSLは彼を讃えるため、翌日の朝に会場で追悼パドルアウトを行った。

フェブリアンサーは友人達に「Biawak」、インドネシア語でトカゲの愛称で呼ばれ、QS5,000『Taiwan Open of Surfing』出場のために台湾に訪れていた。
一部メディアによると台湾の省道11号線でバイクを運転中、木に衝突。頭部に重傷を負い、数時間後に病院で亡くなったそうだ。

親友、和井田理央が哀悼の意を表す

フェブリアンサーと同世代で同じサーフィンコミュニティで成長してきた親友、和井田理央は自身のInstagramで哀悼の意を表した。

“兄弟、親友、最高の男を失った。本当に悲しい。彼は最高の男だった。毎日幸せそうで、とても謙虚な男だった。毎日ポジティブなエネルギーをもたらしてくれたよ。彼のことを本当に大好きだった。彼とクタ、レギャンで一緒に成長する中、彼はいつも笑顔で楽しく、凄いフレンドリーだった。彼は私たちにたくさんのことを尋ね、知りたいこと、欲しいものを常に尋ねていた。そんな彼の姿勢を見ると何かを与えたくなる気持ちになるんだ。試合でどうやって勝つのか?とアドバイスを求めてきたこともある。彼は本当に思いやりがある奴さ。サーフィンはとても上手く、私のレベルを引き上げてくれた。インドネシアのサーフィンコミュニティ全体が愛を送る。本当に悲しいよ “

この悲劇の後、レギャンボードライダーズクラブが遺体を彼の家族の元に戻すため、募金を募った。
台湾からバリ島の家族の元に返すには約250万円も必要だったが、数日後には目標額に達したと公表した。

RIP:フェブリアンサー(1999-2023)

(空海)

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