まだ正式にWSLからの発表はないが、CT開幕戦直前のガブリエル・メディナの怪我でクオリファイのチャンスが巡ってくる可能性が最も高いのは、2024年のCSを11位で終えたメキシカンのアラン・クリーランドだろう。
2024年、元々バレルの波で定評があった22歳のアランがコンテストの世界で飛躍。
『Surf City El Salvador ISA World Surfing Games』で優勝してパリ五輪(出場枠は2023WSGで獲得)に出場。
最もチョープーらしい波となった大会3日目にはフランスのジョアン・ドゥルーとデットヒートを演じて時の人になった。
そして、パリ五輪直後のCS第4戦『Lexus US Open of Surfing』優勝でクオリファイ圏内の9位に浮上。
このコンテスト以外の成績は全くだったが、CS最終ランキング11位で終えてリプレイスメントの最初の席の座を確保していた。
ガブリエル・メディナは何戦欠場するのか?
今回のガブリエルの怪我の状態がどれほどなのか不明だが、大胸筋の重度の断裂による手術はリハビリを含めて半年はかかると言われている。
ミッドシーズンカットを考慮すると中途半端な時期に復帰するよりもCT前半を休んでワイルドカードを貰う方が安全な選択肢と言える。
その場合、アランが繰り上げとなる可能性が高い。
なお、2024年CTを怪我で棒に振ったイアン・ジャンティもリプレイスメントの候補に挙がっているため、WSLの正式な発表を待ちたい。
(空海)