国際オリンピック委員会(IOC)はオンライン記者会見で、次回2028年ロサンゼルスオリンピックにおける各競技の最終的な出場枠を発表。サーフィンについては現行の選手枠数に変更がなく、ロングボードが新たに追加されないことが確定した。
この決定を受け、国際サーフィン連盟(ISA)会長のフェルナンド・アギーレは「失望している」との声明を発表。
ISAはロングボードサーフィンを独立したメダル競技として追加し、男子16名女子16名で競技を行うよう要請していた。また、ショートボードの出場枠を男子12名、女子12名ずつ増やすことも要請していたが、いずれの提案も受け入れられなかった。
以下、ISAフェルナンド・アギーレ会長の声明
「当然ながら、ロングボード・サーフィンがLA28で採用されず、選手の追加枠も得られなかったという知らせには失望しています。ですが、私はこれが私たちの長いオリンピックへの旅の、まだ始まりに過ぎないと信じています。
私たちはサーフィンがオリンピックに貢献してきたことを誇りに思っていますし、ロングボードが2032年ブリスベン大会で採用されるよう、そしてその先の未来に向けても、活動を継続していきます。IOCやブリスベン大会の組織委員会と密接に連携しながら、サーフィンという競技の価値をオリンピックの舞台で示していきたいと考えています。
サーファーであれば誰もが知っているように、完璧な波を見つけるには時間がかかるものです。
私たちのスポーツが教えてくれるのは、忍耐、情熱、そして粘り強さ。これは、ショートボード・サーフィンが東京オリンピックで初めて採用されるまでの、30年にわたるISAの道のりでも常に示してきた姿勢です。
私たちは、未来のオリンピックに向けて、同じエネルギーをもって取り組んでいきます。」
ISA
https://isasurf.org/isa-statement-on-ioc-decision-not-to-include-longboard-in-olympic-program/