2018年、これまでの常識を覆すような画期的なリーシュコード「フリーダムリーシュ」が大きな話題となり注目を集めたFCS。
そして今春、このFCSが本業であるフィンの最新モデル「H4」を3月中旬頃より世界同時リリース予定。
先日、横浜みなとみらいで開催されたボードスポーツの総合展示会「インタースタイル」にてその製品情報が公開。世界初のお披露目となった。
ミック・ファニングが監修。「Hシリーズ」最新モデル
FCSフィンを愛用するサーファーにはお馴染み、Hシリーズの最新モデルとなる「H4」。このフィンの開発を監修しているのは 3Xワールドチャンピオンのミック・ファニング。
H4では、従来シリーズのスピード性能とドライブ性能に加え、さらなる水流の研究により高いコントロール性能を実現。
フィン自体に硬さがあり反応が早く俊敏なアクションが可能、さらにドライブ性能も兼ね備えるハイパフォーマンス仕様。
ハイスピードサーフィンが代名詞ともいえるミックが数年の開発期間に携わり、近代サーフィンにも対応できる新たなフィンを誕生させた。
進化するフィンの開発と性能
さらにこのH4フィンは、スイスの高密度マシンで開発・製造されているのも大きな特徴のひとつ。水流(乱流)のわずかな変化などを繰り返し検証するフィンの開発に、高級時計など精密機器の製造等でも知られるスイスの技術力を活用。従来製品とは一線を画す仕上がりで、これまで以上の完成度となった。
また、過去に発売されているミック・ファニングのシグネチャーフィンは、ミック本人のみならず、他のCT選手でも実際にコンテストで使用するなど人気のフィンではあったが、そのミックも自分のサーフィンをさらに進化させるべく、このH4フィンの開発に携わったという。
ハイパフォーマンス仕様とはいえ、初級者であればライディングのスピードをつけやすいという特徴もあり、中級~上級サーファーであれば、さらなるバランス性能と高いコントロール性能をより理解できるというコンセプトだ。
3月中旬〜下旬に世界同時発売。各店の在庫も希少となる可能性。
なお、このH4フィンは3月中旬~3月末にかけて全世界で同時発売予定。
現状ではまだ少量のサンプル製品しか存在しないため、CT選手などのインターナショナルライダーにも行き渡っていない状況とのこと。
各ライダー陣はこれから様々なシチュエーションにてテストライドを行うこととなるが、公でのお披露目は3月26日よりオーストラリアで開幕するCT第一戦となる見込み。実際にコンテストでこのフィンを使用するライダーが現れるのかも注目したいところ。
また、スイスで製造されている本製品はまだ製造数も限られているため、初回発売では取り扱い各店の在庫数も限られており、その初回生産分を逃すと次回入荷が夏以降になってしまう可能性もあるとのこと。
サイズ展開は従来フィンの通りS/M/L、価格は18,000円(税別)。
CTでのお披露目と合わせて、イチ早く手に入れて自分も試したいという方は早めにチェックしておこう。
FCS2フィン「H4」製品概要
サイズ展開:S/M/L
価格:18,000円(税別)
ライダーインプレッション(主な特徴)
・ターン時のドライブ性とホールド性が高い。
・従来モデル「カーバー」と「アクセルレーター」を掛け合わせたような感覚でスピードが落ちない、ドライブとブレない安定感がある。
・トップで蹴り込んだ時の回転性が強い。
・アップスをしている時は「リアクター」の様な反応の早い感覚。
※フィンが硬く反応が早いため俊敏で、ドライブ性能も高い。
※現代的な激しいサーフィンをしたい人におすすめ。
(THE SURF NEWS編集部)