数々のサーフブランドが本社を構えていることからサーフ業界の中心地と呼ばれる南カリフォルニアのサンクレメンテ。そのサンクレメンテから、夏目前というタイミングで新たなブームを生み出す可能性を秘めた波乗りアイテムがクラウドファンディングサイト「KICKSTARTER」に登場。
注目の波乗りアイテムとなるのは2人乗りが可能となるタンデムボディボード「Tandem Boogie Board」で、非常にユーザーフレンドリーとなっているので、誰でも波に乗る浮遊感を簡単に味わえる作りとなっています。
既にプロジェクトは終了していますが、注目度大の「Tandem Boogie Board」の特徴を説明していきます。
ボードデザイン
ボードには前方と後方にハンドルが付いているので、初めてサーフィンにトライする子供でも安心感が大きいと言えます。
また、ボディボードということで、教える大人にとってもかなりハードルが下がると言えるのではないでしょうか。
従来であればスポンジボードのログなどを使うケースが多かったと思いますが、ハンドルがないのはもちろんのこと、大人はちゃんとテイクオフしてから子供の体を支えながら立たせたりと、決して簡単とは言えませんでした。
ですが、ボディボードならばテイクオフの必要がないので、多少なりともサーフィン経験があれば、子供にも体験させてあげられるのが嬉しいところです。
ハンドル以外では、左前方ハンドルの近くにはGoProマウントもあるので、GoProを持っていれば簡単に撮影も可能になります。
持ち運びが手軽なインフレータブル
タンデムボディボードは2人乗りのため、それなりのサイズとなるので場所を取りそうなイメージがあると思いますが、「Tandem Boogie Board」は浮き輪と同じく利用する時に空気を入れて膨らませて使うインフレータブル式。
つまり、海へ持って行く時は空気を抜いてペチャンコにしておけば、バックパックに入れて持ち運ぶことが可能であり、取り扱いも手軽です。
インフレータブルとなると気になるのが使用されている素材ですが、軍用にも使われるゾディアック社のインフレータブルボートと同じ素材が使われているので、耐久性に関しては不安なく使えそうです。
レジェンドのお墨付き
ボディボードの発明をし、現在はキャッチサーフによりソフトトップボード旋風を巻き起こしたトム・モーリー。
実はこのタンデムボディボードを製造しているタンデムブギー社のアドバイザーとして、製品のデザインや誰もが楽しめる製品にするためのガイドラインなどを示しているとのことで、そのクオリティにも期待ができます。
まとめ
ファンディングゴールとしての設定額は1.5万ドルでしたが、期間終了時点で倍以上となる3万ドル以上を集めた「Tandem Boogie Board」。
この勢いを見ていると、キャッチサーフのようなブームを予感させますし、今後の世界的な広がりが楽しみな商品です。
Kickstarter:「Inflatable Bodyboard for Two People by Tandem Boogie」