ウイスキー熟成樽とサーフボードブランドのコラボによるアップサイクル

「完璧すぎるウイスキー」と呼ばれ、世界的にも有名なシングルモルト「グレンモーレンジィ(Glenmorangie)」。

同ブランドは「Beyond The Cask」というシリーズ企画を行っていて、企画内容はウイスキーの熟成に使用した後の樽の再利用を目的としたもの。

と言うのも、熟成に使用する樽は2度使うと廃棄されるそうですが、昨今のサステイナビリティという流れを考えるともったいないので、その樽を使ってリサイクル、ひいてはアップサイクルさせるためです。

 

これまでにすでに他分野メーカーと同企画は行われていて、サングラスや自転車メーカーなどとのコラボとなっています。そして今回は、サーフボードメーカーとのコラボが行われました。

グレンモーレンジィと今回コラボしたのはグレインサーフボード(Grain Surfboards)。アメリカのメイン州を拠点とするボードブランドです。

樽に使用されているのはアメリカの上質なホワイトオークということで、ボードブランドとのコラボで製作された商品は木製サーフボードとなり、製作までに実に1年以上という期間を要したそうです。

そして完成したサーフボードのディメンションは以下の通りとなります。

6’11 3/4″ x 20 1/8″ x 2-3/16″(39.96リッター)

同サーフボードは販売されているものの、素材が使用後の樽と限られた限定品であるため、値段は5500ドル(約61万)という高額な設定となっています。

ウイスキーの熟成と言う使命を終えた樽を使い、新たな命を吹き込まれて誕生したサーフボードを見ると、アイディア次第でいくらでもアップサイクルはできるんだなと実感させられると同時に興味深くもあります。

World Surf Movies

公式サイト「Grain Surfboards

All Photos by Grain Surfboards

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